★“殲呪工・九怨剣”

『カイザース』の世界では、ウルカヌスやキュクロープス等の刀匠が沢山居ます。
鎖爆勇雅もそのヒトリです。
そんな彼等、鍛冶職神しょくにん達は、途轍も無い力を秘める九つの刀剣を創造つくり出してしまいました。
それが、“殲呪工・九怨剣”です。
どれも反則級の能力ですが、当然、所有者も一定の実力者でないと扱い切れません。
因みに、九怨剣はそれぞれに意思が存在します。
信頼関係を築かなければ、後述の“KATANA”の様に所有者に牙を剥く事が在ります。

以下、九怨剣の一覧と所有者、能力と対処法について記載します。


1.“NED【ネバー・エンディング・ダークネス】”
所有者:ワムラヴィヲン(ワームロード=ラヴィヲン)
能力:『存在する限り、永劫に“闇”を創り出す』

対処法……無し。“NED”の本体=ワムラヴィヲンなので、彼を斃せる力が無ければ無理。


2.“イモータルソード”
所有者:ウルカヌス・シェードレイ
能力:『所有者を不死身にさせる。且つ、所有者本来の力を刀身に封じる事が出来る。
    (刀身が折れている時のみリミッターを外せる)』

対処法……“イモータルソード”を折ってすぐさまに一撃必殺を叩き込む。
       この一撃が極まらなければ、“ウルカヌス本来の力”のリミッターが解除されてしまう為、
       実質、対処不能になってしまう


3.“天地星”
所有者:ギレエブ=ミラ
能力:『鋒から刺した対象の傷を治してダメージを吸い取り、
    そのダメージ分の倍相当の攻撃を繰り出せる』

対処法……ミラ自身を戦闘不能にさせない限り、自己回復をし続けてしまうので、
       やはり一撃必殺を叩き込まなければならない。
       但し、ミラは剣術の達神でも在るので、そう上手くは運べない。
        彼を叩き伏せられる実力が在るなら、最初から苦労はしない。


4.“KATANA”
所有者:キャリバン
能力:『防御無視の斬撃。所有者のカラダと意識を乗っ取る。』

対処法……斬撃を喰らわぬ様に避け切るか、捨て身覚悟で特攻するか。
       乗っ取られた対象が逃れる術は、“KATANA”毎 斃されるしかない。


5.“蘇逝剣”
所有者:キュクロープス
能力:『斬った対象を自由に【地界】以外の“五煉界”へ葬れ、
    “五煉界”から【地界】へと蘇らせる事が出来る。
    又、所有者自体も、自由に“五煉界”を往き来する事が出来る』

※“五煉界”……『カイザース』作中世界で【天界(俗に云う天国)・地界(俗に云う現世)・冥界・地獄・奈落】が存在し、ソレを総称した呼び方。死者達は、生時の業の度合いにより、【地界】以外の煉界へそれぞれ葬られる。

※制限
◎死者を【地界】へ蘇らせる場合……
【天界・冥界・地獄】へ其々葬られたモノ達は、統一回数で合計“四回”蘇らせる事が出来る。以降は蘇る事が出来なくなる。
尚、一回の蘇生につき“一日間”の制限時間が設けられる。
又、【地界】で無数の業を背負い【奈落】へ葬られたモノ達は、“蘇逝剣”では決して蘇らせる事は出来ない。【奈落】から蘇る方法としては、『自力で這い上がる』か『特殊な儀式で蘇らせるか』である。

◎【地界】に居る生者を他の“五煉界”へ葬る場合……
此方も同様に、制限時間と制限回数が存在する。
制限回数は、前述の“四回”分の蘇生可能回数と共通してカウントされる。

対処法……無し(対処云々では片付けられない話の為、論外とする)


6.“轟呪眼”
所有者:呪麟
能力:『柄部分に複数の眼が付いており、
    その眼に視詰められた対象は、動く度にダメージを喰らう』

対処法……無し。
       遠距離攻撃をするにしても、手足を動かしただけでもダメージを喰らう為、
       結局は避け切れない。
       やはり、捨て身覚悟の特攻が得策。


7.“鐚幻夢”
所有者:蛇忌千檻
能力:『刺した対象に悪夢を視せ、精神を崩壊させる。
    且つ、悪夢を視せている対象を自由に操る事が出来る。』

対処法……刺されなければ良い。
       万一、悪夢から逃れたい時は、
       自身が想う“大切なヒト”の力を借りなければならない。


8.“ダイヤモンドレイク”
所有者:ヌギル・コーラス
能力:『何かを斬る度に斬れ味・攻撃力が増す。且つ、光線や属性攻撃を反射出来る。』

対処法……肉弾戦に持ち込む。
       但し、ヌギル自身が作中最強クラスの実力を持っている為、実質無理。
       ヌギル自身を弱体化出来る術が在るなら、或いは……。


9.“闇極煌雲神剣”(“黒雲牙”の最終形態)
所有者:鎖爆勇雅
能力:『斬った対象の得意とする技を、所有者が使用出来る様にコピーする。
    斬撃の範囲・軌道を自在に操る事が出来る。
    (もう一つ、“ある特殊な能力”を備えているが、詳細は不明。)』

対処法……斬られなければコピーはされない(筈である)。
       斬撃は逐一視極めるしか方法無い。
       但し、“もう一つの特殊能力”が発動されると更に厄介となる為、
       コレと相対する時はかなりの覚悟が必要。


※以下、ネタバレ含む為、反転非推奨

※“闇極煌雲神剣”=“黒雲牙”の隠された能力
先述した通り、『九怨剣』にはそれぞれ意思が在ります。
“黒雲牙”と所有者である鎖爆勇雅は、どんな時も常に一緒に生きて、共に戦い続けてきました。
“黒雲牙”自身も勇雅、もしくは、彼が認めた信頼出来る者以外には従いません。

この特殊能力が発動する条件は、勇雅が殺されかけて瀕死状態・・・・・・・・・・・・・の時です。
勇雅の命が途絶える瀬戸際……生死の境を彷徨っているその時、“黒雲牙”は動きます。
その文字通り、動きます・・・・。詰まり、独りでに・・・・

そうです。“黒雲牙”が存在する限り、勇雅は死にません。
“イモータルソード”の様に不死身にする訳ではありませんが、これからも勇雅と一緒に生き続ける為に、“黒雲牙”は彼を護り続けるのです。

                    永劫に・・・――――――。
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プロフィール

原作者の惨藤歪彌と申します。
オリジナル作品『カイザース』関連の小説・SS等を展開中です。
Twitter ID【desert_sathla49】にて、オリジナルキャラクター“鎖爆 勇雅(闇黒邪刃帝 デザート)”が活動中!
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